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子供たちのビターな現実

世界のカカオの7割、日本に輸入されるカカオの8割は、ガーナ、コートジボワールなどの西アフリカの国々で作られています。

2001年4月、世界の新聞やテレビがある事件を報道しました。西アフリカのギニア湾で、10歳から14歳の子ども200人以上を乗せた船が、行方不明になったという事件です。 船に乗っていたのは、カカオ農園などで働くために、 近隣の国から不法に連れてこられた子どもたちと見られています。
沿岸の国々はこの船の寄港を認めませんでした。

船が1週間ほど近海をさまよって、出発地だった港町に戻ってきたとき、子どもの数はわずか23人に減っていました。

残りの子どもたちがどこへ行ってしまったのか、今もまだ分かっていません。海に捨てられてしまったのではないかとも推察されています。

チョコレートの原料カカオの価格は、国際的な商品先物市場で決められ、毎日変動しています。
上記の事件は、カカオの市場価格が1999〜2000に暴落した後の出来事でした。

カカオの不安定な取引価格と貧しさから、西アフリカの一部の生産地域では、
子どもたちが学校に通うことも出来ず、低賃金で毎日過酷な労働を強いられました。
そうした子どもたちの中には、この事件の示すように更に貧しい近隣の国々から
人身売買によって農園に連れてこられ、奴隷として働かされた子どもたちもいる、と各国の報道が伝えていました。

これは、ほんの最近の出来事であり、今でもどこかで起こっているかもしれない話なのです。

カカオ農園で働く子どもたちの詳しい情報はこちらから


カカオ農園と働く子どもたちに関する実態をまとめたILO(国際労働機関)のページ

働く子どもの問題に取り組むNGO「ACE」のカカオ特集ページ

カカオと働く子どもたちに関する詳しい内容が充実した
ILRF(International Labor Rights Fund)のホームページ(英語)

カカオ業界の自主的な取り組みが紹介されている
World Cocoa Foundationのホームページ(英語)

環境のビターな現実

カカオは森の中の日陰を好む植物です。
自然な森の木陰では、周りに鳥などが集まってきて 害虫を食べるため、農薬を使う必要も無く、カカオは様々な植物が存在する豊かな森の本来の土の栄養で実をつけることができます。
しかし近年主流となった単一栽培の近代農法では、日陰不足や生態系のバランスが崩れることで、カカオが病気になりやすくなり、害虫もつきやすくなります。
このため使われる農薬や化学肥料は、子どもを含めた労働者の体に触れ、地下水や大地も汚染し続けます。
栄養を失った土壌はどんどん作物を弱くし、また新たな森林の伐採につながります。こうして森林が減少し、 生き物のすみかが失われていきます。
西アフリカの森林では、ゾウやサルなどを含む多くの生物が絶滅を危惧されているのです。

動き出したチョコレボ

そんなビターな現実を変えていこうとする動きが、今始まっています。
生産者とのパートナーシップを大切にしてつくられる、フェアトレード(*)のチョコ。 森林を守りながらつくられるオーガニックのチョコ。人と地球にやさしい、新しいチョコレートづくりが、広がり始めています。

特にこの数年は、コートジボワールでのカカオの病気や、木の老齢化による収穫量の減少、そして世界的な需要の高まりにより、カカオ価格がこれまでになく高騰しています。
ガーナでは、せっかくオーガニックで丹誠込めてつくられた良質のカカオ豆が価格に見合った評価を得られず、一般のカカオと混ぜられてしまう事態が起きました。

そのような中、2010年チョコレボは、オーガニック栽培の継続が危ぶまれる共同組合に、これからも森を守りながら良いカカオを作り続けてもらうために、
カカオ豆を購入しチョコレートを一緒に作ってくれるよう、企業に呼びかけています。
また新しい苗木の植え替えを推進し、森を守りながらより良いカカオを作るアグロフォレストリー農法の技術を伝えるお手伝いをチョコレボ・ガーナプロジェクトとして始めることになりました。

ガーナ・チョコレボプロジェクト
「フェアトレード」とは?
安心で品質の良いものを望む消費者と、安定した生活とより良いものづくりを求める 生産者をつなぐ、「顔」の見えるひとつの貿易のかたちです。生産者が環境に配慮した方法で高い品質のものをつくり続け、安心して暮らしていけるように、適正な報酬を支払い、 長期的に安定した取引を行っています。

フェアトレードについての詳しい情報はこちらから
フェアトレード商品の認証ラベルについての情報はここからFLJ(フェアトレードラベルジャパン)
世界のフェアトレード関連団体が加盟している、国際フェアトレード連盟のサイト 国際フェアトレード連盟(IFAT)
国内のフェアトレード情報のポータルサイト!Fairtrade Style
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今月のイチオシチョコ


ガーナの森を作るチョコ

12個入り(ミルク6ダーク6) 1,050円(税込)
6個入り(ミルク3ダーク3) 525円(税込)
ひとつのチョコから1本のカカオの苗木、または森の木がガーナに植えられます。
ガーナプロジェクトページ

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一緒にチョコレボ中

辻信一さん
明治学院大学国際学部教授+ナマケモノ倶楽部世話人
「北」の人々にとって「愛」を意味する、その同じチョコレートが「南」の人々に貧困や暴力や自然破壊をもたらしてきた。でもこれからはチョコレートが本当の愛を意味するようにしようよ。チョコレートで世界が見える。チョコレートで世界が変わる。きっと。

堀内光子さん
元ILO駐日代表+児童労働ネットワーク代表
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